第7回暮らしの小説大賞受賞作の映画化!

2026年撮影予定

【原作】塚本 はつ歌 【監督】前田 直樹 【脚本】進藤 きい 

       原作

世界から守ってくれる世界

【著者】塚本 はつ歌 【出版社】産業編集センター

 
 獨協埼玉中学校の第一回試験・国語の入試問題に使用。

 
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世界はひとつなんかじゃない

喧嘩が絶えない家庭のなかで息を殺し生きる14歳の薫子。心のなかにはたくさんの思いがあるが、それを言葉にすることへのおそれがあった。自分が発した言葉で誰かを傷つけてしまうくらいなら言葉を飲み込んでしまい自分を押し殺してしまうことを選んでしまう。


そんなある日、クラスメイトの中鉢章雄がセーラー服姿で登校する。中鉢にどう接していいかわからず距離をおいていく友人たちのなかで、薫子だけは以前と変わらなかった。教師にとめられても、果敢にセーラー服姿で校門を駆け抜けていく中鉢に勇気をもらう薫子。中鉢もまた薫子の誰にも迎合しない強さに憧れを抱いていた。

ふたりのあいだに少しずつ生まれる同志のような関係。だが、それはある日突然、終わってしまう。中鉢には薫子に知られたくない秘密があったのだ。
14歳のふたりが傷つきながら探し出していく、自分らしくいられる場所とは―――。


【企画・監督】前田 直樹
1977年、愛知県刈谷市出身。株式会社dnuof代表取締役。
TVCMの制作進行としてキャリアをスタート。映画監督を志して渡英後、短編映画「Needlewood Antiques」をきっかけに商業監督デビュー。帰国後は映画、広告映像、テレビ番組などで活躍。小津安二郎記念・蓼科高原映画祭(短編映画コンクール)グランプリほか国内外の映画祭で受賞&入選歴を持つ。 主な監督作は『マリッジカウンセラー』『21世紀のおじさん』『英国名画のロケ地を訪ねて』がある。 刈谷市広報大使。日本映画監督協会会員。
【脚本】進藤 きい
テレビ局や制作会社などでドラマプロットを経験。各種企業ドラマの脚本を担当。
オムニバス映画『オトギネマ』(『八月の雪』等)脚本、Vtuberライブ『とりとらハロウィン仮面朗読会』にて『洞窟姫』脚本など。2025年、オムニバス映画『Mothers マザーズ』共同企画プロデュース。その一編『いつか、母を捨てる』脚本。和歌山Kisssh-Kissssssh映画祭にて主演俳優賞と助演俳優賞ダブル受賞